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小平が「66」で14位T、金谷が35位T、松山は61位Tに後退(ZOZOチャンピオンシップ2日目)
2番で約4メートルのチャンスを奪うと、4番から4連続バーディを記録。
9番で少し距離を残したパーパットもしのいでこの日ボギーなしの「66」。トータル10アンダーとし、2日目を終えて14位タイにつけた。
10月からの米ツアー復帰2戦は予選落ちをしているが、「2週前につかんだ感覚そのままに、今週来ている。気持ちよく振れている」。ショット、パット共に好調で「今までない感覚」と、週末は首位との4打差を追って、2年ぶりの米2勝目を狙う。
そのほか、小平に次ぐ日本勢上位はプロ2戦目の金谷拓実がボギーなしの67で回り、通算7アンダーの35位タイで週末へ。
「もうちょっとパットが入ってくれればもっといいスコアになった。レベルが高くて、どんどんスコアが出ている。残り2日で自分のベストを出し切って、65を切るようなビッグスコアを出したい」。
初日は小平と、4アンダーの17位につけていた星野陸也。2日目は2アンダーと伸び悩み、通算6アンダーの40位タイ。
「5つあるパー5もひとつしか伸ばせなかったのがまず残念。チャンスはあったが、パットが決めきれず、流れに乗れなかった。今日しっかり調整して明日はビッグスコアを出したい」。
石川遼と今平周吾が通算5アンダーの48位タイグループにいる。
ボギーなしの6アンダーで回った石川。13番から4連続バーディもあった。
「いいマネジメントからバーディが獲れましたし、耐えるところは耐えられた。簡単なコースには感じないが、スコアは伸びている。レベルの高さを感じているが、背伸びをしても仕方ない。自分は自分のできることをして残り2日、1日7アンダーくらい伸ばしていきたい」
後半11番のイーグルほか、7バーディ1ボギーの64を出した今平。2年連続賞金王も、2日目にスコアを伸ばしてきた。
「今日は昨日と違ってショットがよかった。バーディチャンスを一杯増やそうとやっていたら、パットもよくてスコアにつながりました。あと2日も、今日みたいなゴルフが出来たらいい」
松山英樹は1日1アンダーにとどまり、通算3アンダーの61位タイと停滞。この日、エースに戻したパターもスコアに反映しなかった。
「何もよくなかったですね。バーディ取っても、次のホールで外したり、流れよくプレーできていないのが現状。パットは、悪くないと思うが、入らないというところで、ライン読みだと思うが、打ち方まで疑ってしまう。バーディがぽつん、ぽつんとしか出ない。リズムよく乗っていけなかった。明日はしっかり切り替えて、いいスコアで回れるように立て直していきたいです」。
2年連続出場の堀川未来夢はこの日、一度もフェアウェイを外さなかったが、安定したショットを生かしきれない。2日連続の74を叩いて、通算4オーバーは72位と低迷中。
「昨日の2オーバーがあったので、今日はアンダーグループに行きたいと思ったんですけど、いくつかバーディが取れても、すぐにボギーが出てしまう。日本と違う芝質と長いラフに苦戦してます。フェアウェイから打っても、フェードボールで引っかかる感じなど、上手くいかない。うまくいってる選手の話を聞きたいくらい。この大会は予選落ちがなく、4日間プレーできますが、この2日でかなり出遅れている。いいところに打てれば伸ばせるチャンスがあるコース。それを期待して残り2日頑張ります」。
推薦出場で、米初戦を迎えた関藤直熙(せきとうなおき)はこの日80を叩いて、最下位の77位に転落。
「今日はティショットから、パターまで全部悪くてタフな1日になりました。ショットは、最後の数ホールで課題が見つかりましたし、パットはライン読みがあっていないので、そのあたりをしっかり確認して残り2日に臨みたい。ありがたいことにこの大会は予選落ちがなく、今日叩いても、4日間プレーすることができる。何かひとつでも吸収して帰れるように頑張りたいです」。
なお、首位は通算14アンダーで、米のジャスティン・トーマス。
昨年覇者のタイガー・ウッズは通算2アンダーの66位タイ。