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ホールインワン逃しの石川遼 首位と1打差から逆転優勝を狙う

石川遼が6バーディ、2ボギーの4アンダー68でラウンド。首位と1打差の3位タイにつけた。17番パー3ではボールが一度カップに入りながら飛び出してしまい、惜しくもホールインワンを逃した。
「ティグランドで音が聞こえたんですけど、ちょっと(音が)短いなと感じたんです。何が起こったのかなと思いました」。
ただ、しっかりバーディは奪取。最終ホールはボギーとしてしまい首位発進とはいかなかったものの上々のスタートを切った。
この日のペアリングは金谷拓実と石坂友宏の2人。先週の「ダンロップフェニックス」でプレーオフを戦った2人とのプレーはいろんな意味で楽しかった様子だ。また、今週の大会に推薦出場している日大の桂川有人、清水大成、木村太一の3人はこの試合がプロ転向後の初戦となる。若手の台頭に関して石川自身もかなりの期待を寄せているようだ。
「若い選手たちがツアーに入ってくることはいい流れだと思いますし、みんながそれぞれの個性をぶつけ合うことで、相乗効果でいい好循環を生み出して欲しいですね。引っ張っていく存在が一人じゃなくて複数いるということは非常に大きいと思うので。ゴルフ自体も、スイング的にも完成されているので期待できる選手が多いと思います」。
石川遼もツアーでは中堅と呼ばれる域に入ってきた。ツアーを牽引してきた石川だからこそ、若手との切磋琢磨は自身のゴルフを向上させる要素だと感じているはず。男子ツアーの活性化が本格的に始まった。

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