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ゴロフ仲間!! 青木功が「清治のかわりにお礼を」(第8回日本プロゴルフ殿堂)
顕彰セレモニーは3月19日に、横浜パシフィコで開催されるジャパンゴルフフェア会場で予定されており、そこで初めて顕彰者が喜びを述べる予定だが、世界のアオキが”フライング”。
男子のプレーヤー部門での殿堂入りが決まった海老原清治氏になりきって、挨拶。
「清治のかわりにお礼を申し上げます」。
ユーモアたっぷりに、会見場を沸かせた。
7つ年下で、青木と同じ我孫子ゴルフ倶楽部(千葉県)で育った海老原氏について、「とにかく義理堅くて、自分と同じで口は悪いが面倒見がよい。頭も良くて、物事をはっきり言う性格。清治は弟分だけど、私がお世話になっている感じ」と話した。
海老原氏を誘って一緒に米シニアツアーに挑戦した時のこと。
「あんちゃん、ダメだよ。アメリカは国も選手もスコアも大きい。アメリカではいい成績は出ない」と、青木に泣きついていた海老原氏はその後、欧州シニアツアーに戦いの場を移して通算6勝。2002年には、日本勢として同ツアーで初の賞金王にも輝いた。
「我孫子や、利根川の河川敷で転がしてゴルフを覚えた。ゴルフというより”ゴロフ”。その経験が、ヨーロッパで生きたのだろう」と、その功績を称えた。
「ゴルフは長く続けられるスポーツ。70歳になっても、清治はずっと変わらず努力を続けて今は、私よりも30ヤード以上は飛びますよ」。
現在「日本プロゴールドシニア選手権」で3連覇中の海老原氏。JGTOの会長職で忙しく、現役生活から遠のいている青木には、なお偉業を続ける弟分のことが、ちょっぴり羨ましそうだった。