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大槻智春が首位発進(亜ツアー)

香港オープン大会広報提供
初春から、日本勢の勢いがいい。アジアンツアーの開幕戦「香港オープン」が9日、香港GCで始まり、日本ツアー1勝の大槻智春が、65の5アンダーで回って首位タイで初日を出た。

昨年末から約2週間、しばしのオフに大槻は、あえてゴルフを封印。昨年の初Vで、初出場を果たした日本ツアーのシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は出場30人中22位タイで終了。
さらに、その後の亜ツアー最終戦「タイランドマスターズ」では予選落ちを喫した。
共に不本意な結果に終わって「少し、年末年始はリフレッシュしよう」と、クラブを置いた。

今週、6日に当地・香港に現地入りするまで一切、握らず来たことで、新鮮な気持ちで今季の初戦を迎えることができたという。

「幸いなことに、去年は予選落ちが少なかった(3回)ので、連戦の疲れがあったかもしれない。アドレスのアライメントがずれてきているのもわかっていたし、1回リセット、切り替えが出来たのがうまくいった」と、好ダッシュに成功。

プロ8年目の2017年に、チャレンジトーナメント「AbemaTVツアー」の賞金王に輝いた大槻は、昨年の関西オープンで星野陸也とのプレーオフを制して悲願の初優勝。10月の日米「ZOZOチャンピオンシップ」に出場を果たすなど着々と、活躍の場を広げており、日大同期の小平智の背を追う。
「日本ツアーでもよいステップアップができているし、自分も海外に行きたい気持ちは強い。将来的には米ツアーも」。
野望を胸に、初春から快調に飛び出した。

※亜ツアー香港オープン…昨年11月の開催を予定していたが香港の社会情勢により延期。アジアンツアーの開幕戦として、1月9日ー12日の日程でようやく実施の運びとなった。
日本からは、大槻のほか浅地洋佑、片岡大育らがエントリーしている。

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