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大槻智春と関藤直熙が7位に(亜ツアー)
大槻は、米ツアーで戦う小平智と日大同期。自身もいつかはアメリカへ、と将来を見据える大槻にとっては、大変貴重な最終日の1日となった。
この日は、昨年の全英オープン覇者のシェーン・ローリーと、米のトニー・フィナウと同組でラウンド。
特に、ベストスコアの64を出して大量リードの首位(豪ウェイド・オームスビー、通算17アンダー)に猛然と迫ったローリーは、終わってみれば単独2位に。
「同じスコアでスタートして、同じ条件で回ってみて、レベルの差を感じた。そこだけは忘れちゃいけないと思っている。自分にはとても有意義な経験だった」と、大槻は話す。
「1週間通して悪くなかったは思うが正直、もっとできたんじゃないかなというのはある。9番のボギーや、10番のティショットのミスなど、そういう1発1発を、少しでも減らして反省しながらまた来週やりたいと思います」とこの足で、次週はシンガポールへ。
日本ツアーの初戦にあたる「SMBCシンガポールオープン」が、16日木曜日にセントーサゴルフクラブ(セラポンコース)で開幕する。
コースとの相性はあまりよくないそうだが「今週みたいに3日目終わった時点でいい位置でプレーしていたい」。
仲間たちより一足早く経験した実践の成果をさっそく示す。
なお、大槻と共に、7位タイにつけた関藤直熙(せきとう・なおき)は、昨年のアジア下部ツアーの賞金王に輝いた逸材。
初戦の好スタートに、本ツアーでの活躍が期待される。