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谷原と薗田が5位タイに(ニュージーランドオープン初日)
初日は午後からコースに出た谷原は「上がりで急に冷えてきた。寒かった。残り3ホールはきつかった」と、震えながらも最後まで笑顔は消えなかった。
4日間ともプロアマ形式で回る変則競技は、やはりISPS(国際スポーツ振興協会)所属の藤本佳則ペアとの“ホストプロ対決”も、「藤本はフェード打ちだから。左からの風に苦労していたみたい」と、後輩の苦戦を横目に順調な滑り出しだ。
「風に参りました」と、本人も認めた。「左からの風のときは、僕だけ45度くらい左を向いて打っていた」と苦笑した藤本だが、それでも谷原とは1打差の2アンダー10位タイと踏ん張った。
「谷さんは、今日はパターが良かったですね」と、先輩を称えつつ、「明日も楽しく回りたい」。
主催者とペアを組む谷原も、「半田会長と、一緒に楽しみながらやりたい」。翌2日目の舞台となるミルブルックは「僕はあちらのコースのほうが好き」と、後輩のホストプロと共に、さらなる上昇を期した。
そして、谷原と並んで5位タイにつけた薗田は、悪天候に見舞われたインスタートの前半こそ3オーバーと出遅れ気味も、天候の回復とともに上昇ムードに乗った。
「風が収まっている間にうまいこと、こつこつバーディが取れた。後半は気分よく、ポジティブに回れたことがスコアにつながった」という。
最終9番のパー3も「オマケのバーディがもうひとつ取れて、ナイスカムバック」と、波乱の1日をこちらも笑顔で締めくくった。
谷原とはちょっと違って「僕はザヒルズも好き」という薗田。お隣のオーストラリアでゴルフ留学の経験もあり、今大会直前にはここニュージーランドで1週間のキャンプを張ったことも、さっそく初日から吉と出た。
「明日から天候も回復すると聞いているし、明日から3日間ともザヒルズで回れる。もっとスコアをのばして上位を目指したい」と、健闘を誓った。
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