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RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 2018

矢野東が復帰戦

この日水曜日。やっとひとつ関門を突破できた。「レジスト、今回はしたよ!」。“レジスト”とはレジストレーションの略で「出場登録」のこと。出場選手は大会前日の17時までに、ツアーメンバーフィーの1万800円を収めてその意志を示さなくてはならない。
今年は、国内開幕戦の「東建ホームメイトカップ」と「日本プロ」でも会場まで来ながら結局、この“レジスト”をせずに帰宅せざるをえない経緯があった。
「でも、今回は大丈夫!! 体の不安はゼロだよ」と、久しぶりに明るい声が出た。

矢野が、右ひじ痛でツアーを戦線離脱したのは昨年の5月だった。
「ミズノオープン」の2日目に棄権をしてから、とうに1年が過ぎた。完治を目指して昨年、6月に内視鏡の手術を受けてリハビリにつとめてきたが、開幕前に痛みが再発。
様子見を繰り返して結局、今夏も過ぎようとしているが今シーズンの復帰には間に合った。

待ちに待っていたファンも大喜びだ。
前日火曜日に元気な様子が上がったJGTOのインスタグラムの反響も大きくて、「長く離れていたのに応援してくださる方がいるのは幸せ。本当にありがたい」。
さっそく期待に答えて、結果で報いたいところだが、焦らない。
「欲を言えば、予選を通って4日間、しっかりスコアを作りたいが、長く離れていた分なかなかそれも難しい。それよりもまずは良い状態で、ゴルフが出来ることが一番。気長に頑張ります」。
完全復活の時を、みんなが待っている。

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