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今井克宗ほか3人が4アンダーの首位スタート/マスターズGCクラシック

ピンチは後半の8番パー5。残り85ヤードの第3打は深いラフ。しかも前足上がりの難しいライに乗せるのも厳しい」と、一度はボギーも覚悟した。
しかし、このアプローチがピンそば2メートル。
これを沈めてこの日4つ目のバーディを奪った。
マスターズGCクラシック初日。ボギーなしの68にまとめて今井克宗が好スタートを切った。

会場のマスターズゴルフ倶楽部(兵庫県三木市)はラフが深く、グリーンのアンジュレーションもきつい。
ショットを曲げると致命傷だが、「なんだか今日は、思いがけずティショットの調子が良くて。なぜかいきなり良いスコアが出ちゃいました」と、本人も半信半疑だ。

今季これまでレギュラーツアー7戦が終了して、予選落ち4回。最高順位は49位の日本プロ。
「・・・僕は、毎年春先が良くないんスよ」と、顔をしかめる。
スイングが悪いのか、パットが悪いのか?
考え出すと止まらなくなって、ますます迷路にはまるたち。

だから、ついこないだから考えることすらやめてしまった。
「そのうちなんとかなるだろう」と、気楽に考えるようにした途端の好スコア。

今週は、レギュラーツアーはお休みだが、大会主催の延田グループのご厚意によりオープンウィークでの開催となった。
「僕らプロは試合がないと仕事が減っちゃうわけだし、休みが長引くと、試合勘も薄れてしまう。こうして、ひとつでも増やしていただけて有難い」と感謝の気持ちを口にした。

今大会は特別競技で、ツアーの賞金ランクには加算されないが、「そんなことは関係ない。とにかく優勝すること。プロにとっては、これこそが大事なんですよ」。
ツアー優勝は2004年以来遠ざかっているだけに、そろそろ3年ぶりの美酒に酔いたいものだ。

なお、初日は今井のほか森田徹と谷岡達弥が首位に並んだ。
3日間競技の今大会は、上位60位タイまでの選手が16日(日)の決勝ラウンド最終日に進む。

マスターズGCクラシックは、ギャラリーのみなさまの入場無料です。
会場のマスターズゴルフ倶楽部には大阪方面なら山陽自動車道三木東ICから、姫路方面なら山陽自動車道三木・小野ICからお越しいただくと便利です。ギャラリー駐車場をご用意しておりますので、係員の指示に従ってお進みください。

<テレビ放送予定>
6月17日(日)25:35〜26:29(毎日放送)
6月24日(日)18:00〜19:00(GAORA・CS放送)
6月30日(土)17:00〜18:00(GAORA・CS放送)

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