毎年11月に宮崎県で開催されている、「ダンロップフェニックストーナメント」の会場がある、フェニックスカントリークラブからほど近い、宮崎市立住吉小学校で、スナッグゴルフの実技講習会が行われ、宮崎県出身の日高将史と野辺穣の両プロが、初めてゴルフを体験する子どもたちへの指導にあたった。
特に日高将史は、この住吉小学校が自身の母校で、来校するなり校舎や体育館をしばし眺めて感慨深く懐かしみ、実技講習会での自己紹介では、「僕はこの学校の卒業生で、みんなと同じ5年生の時は5年4組でした」と話して子どもたちとの距離をぐっと縮めてスタートした。
この日、実技講習会に参加したのは5年生の154人で、1限目から4限目までの各45分間を利用して4つのクラスがそれぞれ基本指導を受けた。
ゴルフを経験したことのある児童は各クラスともに1〜2名ほどで、ほとんどの子どもたちが未経験者。グリップの握り方もクラブの振り方も、全てが初体験となったが、日高、野辺の二人のプロが、親切にそして丁寧に指導し、子どもたちはコツをつかむと、すぐに打てるようになって、楽しそうにボールを弾き飛ばしていた。
日本ゴルフツアー機構では、「ダンロップフェニックストーナメント」と連携した、ゴルフの底辺拡大事業を昨年末からスタートしており、市内47小学校のうち4校にスナッグゴルフ・スクールセットを寄贈。導入小学校では実技講習会が付帯して行われるが、この日の住吉小学校が第一校目の実技講習会となった。
今後、導入小学校では順次、実技講習会が行われていく予定で、11月のダンロップフェニックストーナメントでは、これらの小学校を対象とした、期間中のキッズイベントが行われる計画もあり、ジュニアからトップアスリートまで選手の育成で実績のある宮崎市で、更なるゴルフの普及活動が始まっている。
<宮崎市で2019年度スナッグゴルフ寄贈・導入先>
1.住吉小学校
2.宮崎東小学校
3.住吉南小学校
4.檍北小学校
5.公益財団法人宮崎市体育協会(スポーツクラブなどでの活用を予定)