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フジサンケイクラシック 2020

選手会長が会見。再開初戦に感謝とアピール

メディアルームはすぐ隣なんだけど…会見も新様式©JGTO
今年1月末の就任から、初めて臨むレギュラー戦。練習日の1日・火曜日に、会場でオンラインによる会見に臨んだ選手会長の時松隆光(ときまつりゅうこう)は冒頭で、「プロゴルファーや、大会関係者の職場を頂けるというのは本当にありがたいこと。フジサンケイグループのみなさまのご決断によって、8か月ぶりに再開していただけることに感謝いたします」と、まずは頭を下げた。

31人いる外国人のシード選手は、結局ひとりも出られなかった。
「まだ、日本への入国緩和ができていない状況で、申し訳ないという気持」と、詫びた。
「選手会でも何度も話し合ってきましたが、コロナの中で、開催していただける主催者のお気持ちも無駄には出来ないという思いもあり、難しい判断でした」と改めて、海の向こうの仲間に理解を求めた。

選手会の外国人理事とも密に連絡を取り合う中で、米出身のスンス・ハンから「日本で試合をやってもらっても大丈夫です」とのメールが届いたと言い、「理解と優しさに、感謝しています」。
複雑な思いを抱きつつ、約8か月ぶりの再開初戦に思いを向けた。

先週のツアー外競技「芥屋グループチャリティトーナメント」で、ホストVを飾った。
「悪い状態ではないと思いますけど、今週はコースが本当に難しいですので」。
開催コースの富士桜カントリー倶楽部は7500ヤード超。
「すごい”モンスター”ですし、バーディがたくさん取れるイメージはない。その中で、飛ばないけど曲がらないというのが僕のプレースタイル。粘り強く、パーで切り抜け、チャンスホールが来たらしっかり取る、というスタイルができれば」と、この日はアウト9ホールの下見ラウンドで、今週の戦略を再確認。

大会では選手、キャディを含めて会場に入場する全関係者にPCR検査を実施。期間中も、感染防止を徹底するためロッカールームは使わず「クラブハウスもトイレとか、そういうときだけ入るような雰囲気」という。
無観客で行われ、コース内には見慣れたギャラリーの観戦スタンドもない。
「ナイスショットをしても、拍手がないのは残念ですけど、男子プロの魅力は迫力。ドライバーの音や飛距離とか、林の中からのトラブルショット。男子にしかできない技や曲げるボールの凄み、グリーン上のバックスピンなど。画面越しに、そういうプレーを見て応援していただければ」と、新様式の再開初戦をアピールしていた。

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