「とっても長かった」36ホールを終えての感想だ。前半は「緊張して、力んで肩に力が入ってしまっていた」と1バーディ、3ボギー、2ダブルボギーの6オーバーと大きくスコアを落とした。だが、このままずるずると終わることはなかった。途中で力んでいることに気づき、「力を抜くようにして」から調子を取り戻した。後半の9ホールはすべて「パーオンしてパーでいけた」。前半の乱れがもったいなかった気がするが、「それがあったからこそ」後半のパープレーにつながったと意に介することはない。

2日間通算12オーバーで予選落ち。現実は厳しかったが、彼女のプレーは大会を大いに盛り上げた。今後はLPGAのティーチングプロの筆記試験を受ける。来年にはまだ日程は決まっていないがプロテストも控えている。今回の経験が生きてくるのを願う。収穫はあった。「緊張しているときはラウンド中でもストレッチをする」ことで緊張がほぐれることがわかった。

最後に、来年またチャレンジに出場する機会が訪れたらどうするか､と訪ねた。「出ます！」と笑顔で答えが返ってきた。