選手会長のげんちゃんこと時松隆光が、発起人をつとめるツアー外競技「芥屋（けや）グループチャリティトーナメント」が26日に開幕した。

地元九州ゆかりのプロを中心に、大会主催の「芥屋グループ3コース」を順に回り、その合計スコアで勝者を決定する3日間のサーキット戦。

初日は、時松の所属コースでもある「筑紫ヶ丘ゴルフクラブ（福岡県那珂川市）」が舞台となった。

時松には、小学時代から回り慣れたまさに我が庭。
この日は、朝8時のトップスタートだったが、車でわずか5分の道中は「信号機もゼロ」。ノンストップの”快適通勤”で、さっそく地の利を発揮した。

台風の影響で、強い風が吹いたが、1イーグル、4バーディ（3ボギー）の3アンダーでまとめて、首位と3打差の8位タイにつけた。

ホストプロとしては、「今日、初日からさっそく1位に」との欲もあったが、「あと2日で色気の出せる順位につけられたことは、よかった」と上々のスタートに、安堵した。

今週は、本当なら27日から福岡県糸島市の芥屋ゴルフ倶楽部で男子レギュラーツアーの「RIZAP KBCオーガスタ」が始まるところ。

同大会では、選手たちがそれぞれリクエストした勝ちウタが流れるスタートパフォーマンスや、18番グリーンをステージにしたご当地アイドルによる週末のミニコンサート、プロたちのアプローチ合戦や飲み放題食べ放題のギャラリー飲食など、今までにない、まったく新しい形のゴルフトーナメントが毎年、評判である。

「僕の地元ということで、いつもたくさんの方に応援していただけるのも楽しみでした」と、時松にとっても、毎年もっとも気合が入る大会のひとつ。

しかし、今年は新型コロナウィルスの影響で、やむなく中止に。
異例の静かな芥屋の夏……。

せめて、そのかわりとなる大会で、男子ゴルフの力になりたいとの申し出を受けて、時松も発起人として、ひと肌脱ぐことに決めたのが、この日26日から開催にこぎつけた「芥屋グループチャリティトーナメント」である。

2日目の27日は、福岡雷山ゴルフ倶楽部（糸島市）が舞台。
時松には16年の「ジャパン クリエイトチャレンジ」で、プロ初Vを飾った思い出のコースでもある。

「毎日、コースを変えてプレーする試合というのもそうない。毎日、違った味が出るという意味でも、面白い戦いになると思います」。
無観客だが毎日、YouTubeによる生配信も。
「明日もよいプレーで期待にお応えすることができれば」。
ホストプロ兼発起人の選手会長が「最後は結果で報いたい」と猛暑以上に燃えている。

※スコア速報
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• 時松 隆光