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パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 2019
石川遼は出遅れ
ドッグレッグが多いコースで「今年一番刻む」と決めた今週の戦略。
だが、ふたを開ければ「フェアウェイに打っていかないと、とか、逆に考えることが多くて。刻みとなると、雑念しかない。自分のゴルフができなかった」。攻めあぐねて結局、最後まで挽回の機会を逸した。
「ドライバーだったら、自分が良いスイングをして、1ヤードでも遠くに飛べばいいという風に思える」。
コースとシンプルに向き合えるが、2や3Iを多用すると「1ヤード刻みで精度を求めて、思い切ったスイングができていない。考えることが多すぎて。いかに普段、考えていないかということが露呈されました」と、苦笑。
この日、当初の予定どおりに、ドライバーは6ホールにとどめた。
しかし、決めたホールで「超打ちたい。うずうずしたホールもあった」と、誘惑にかられる場面も。
「心のよりどころがなくて、どう攻めればいいかわからない感じで苦しかった。プレーをしていて自分が消えている感じがした」と、もやもやしたまま初日は終わった。
「相撲だったら、相手がいる。でもゴルフはすべて自分なので。誰も邪魔する人いないですからね。なら自分のゴルフをやれよ、という感じです」と、反省と自嘲に終始した1日となった。
2日目はまず、予選カットがちらつく位置からのスタート。
「こんな風に、自分のゴルフができなかったと言っていたら、すぐ終わる。マックスでいかないといけない」。
首位を走る同組の今平周吾を追いかけ、2日目から猛チャージを仕掛ける。