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トップ杯東海クラシック 2016

片岡大育(かたおかだいすけ)は「明日は自分が一番良いプレーを」

初日は手羽先、前夜はステーキ。さらにこの日は、うなぎを食べるつもりだ。連日充実の名古屋メシ。そのシメはもちろん味仙(みせん)! 最終日の晩こそ、名古屋の老舗台湾料理で大好物のコブクロを、腹一杯食べるためにも負けられん。

片岡は、前半3つのバーディで一度は単独首位に踊り出た。
「本当はあのまま、後半も行きたかった」と折り返してすぐの10番で、ティショットが左の林へ。
14番ではクリークで、今度は右のラフに入れてまたボギーだ。
最難関の16番では、ティショットが左につかまった。それでも、最小限の怪我で済ませた。今のテーマ。「ミスしたときは一歩引く。今日はやりきれた」と、胸を張った。屈指のパー3は、左の崖下から逆側のバンカーに入れたのも、狙い通りだ。
「ギリギリを狙うとダボも打つから」。ここ最近のV争いで、嫌というほど学んだ。最善策で、バンカーから寄せてボギーにとどめた。

再び最終日最終組で回ることになった谷原も、池田も「2人とも尊敬する先輩」。力の差を痛感したのは、15番だ。「ショットをミスしても谷原さんは、冷静に手前につけて、3メートルのバーディパットを決めていた。谷原さんはショートゲームが上手い。その差があの1打にはっきり出た」。

最終日を前に、2打差を許した。「今日は、谷原さんが一番良いプレーをされた。凄い実力者に挟まれて、明日も楽ではない」。
悲願の2勝目も、楽ではないが「明日は自分が一番良いプレーで一番上にいられるように頑張る」。
偉大な先輩2人の胸を借りて戦う。

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