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Novil Cup 2017
中島マサオがこの日のベストスコア、8アンダー64をマークして、4位タイに浮上
10番ホールからスタートし、11,12番と連続バーディ、さらに14,16,18番とバーディを奪い、ハーフ31でターンすると、1,7,8番でもバーディを獲って、初日3オーバー75と出遅れを一気に挽回した。
3月に日本プロゴルフ選手権1次予選会に出場し、2日間通算6オーバー67位で終わった。「バンカーショットが良くなかった」という反省から、その後練正館で1日中、一人でバンカーショットの練習を続けた。「バンカーショットを含めアプローチは流れを作るのに非常に大事」とその重要性を強調した。その成果がこの日、見事に出た形だ。
この日のセッティングは、6ホールが前日より前のティグラウンドを使用した。コースセッティングを担当する田島創志が「いいショット、いいプレーには報酬としてバーディが獲れる」コンセプトから設定された。「田島さんは選手の気持ちがわかってくれる。ただたんに飛距離の出る選手が有利になるのではなく、僕のような中距離ヒッターにもチャンスがあるような設定」でフェアだという。そのコンセプトに見事にこたえる形で「64」をマークした。田島も「64ぐらい出るかも」と予想していただけに、きっちりと形にはまった。
いよいよ明日は最終日。優勝を狙える位置まで上がってきた。「そんなにおいしいことは…。まだ課題もあるし」と口を濁す。「正直久しぶりにいい位置なので、自分がどういう心境になるのかわからない」と戸惑いもあるようだが、2007年カニトップ杯チャレンジ以来のチャレンジ2勝目を目指して挑戦する。