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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2017

小平智は「アメリカでもひと暴れしてくる」

ノリスにもっとも肉薄した日本の若武者は、悔しさをバネに2週後のアメリカでの健闘を誓った。
2013年の覇者は最終日に66を出しても、ノリスの一人旅には届かなかった。
目標スコアにしていた10アンダーにも届かなかった。「(頑張りが)足りなかった」。
4番のチップインバーディを契機に難しい宍戸を「ガンガン攻めることは出来た」。

今まで刻んだホールでこの日は果敢にドライバーを握った。「OBを怖がらずに攻め抜いた」。
シビアなピン位置にも、逃げずに「ピンを狙っていくことが出来た」と最難関の17番では185ヤードの2打目を6番アイアンで、ピンそばにくっつけるバーディを奪った。

ついにノリスを捕らえることは出来なかったが「ここで初優勝したときよりも、成長していると思えた。これからの試合につながる」。

2週後は、先月の国内予選を突破して初権利を得た全米オープン。「アメリカでもいい結果を残したい。ひと暴れしてきます」。新婚の美保さんは仕事で行けないが、その分留守の日本に良いニュースをたくさん届ける。

そのほか、全米オープンにはやはり日本予選を突破した宮里優作や今平周吾、また今大会で今季国内初戦を迎えた谷原秀人らが挑戦する。
15番では250ヤードの2打目を3番アイアンで、2メートル弱に乗せてイーグルを奪うなど、この日は69で上がった谷原。
久しぶりの日本で海外勢がひしめくリーダーボードを見上げて「今は外国の選手が半分くらいいる。こうなっても仕方ないが、若い選手にもっと頑張ってもらいたい気もする」と言い残して、今週木曜日の17時の便で渡米する。
今回は東北福祉大の後輩で、ツアー2勝の谷口拓也をキャディに起用し、最高峰の舞台に挑む。「過酷だけど、為になることもいっぱい出てくる。プレジデンツカップも今はなんとか入っているので、出れるように努力をしていきたい」。39歳はまだまだ世界を飛び回る。
  • 最終日のスタート前に、青木の激励を受けた谷原。再び行ってらっしゃい!

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