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ブリヂストンオープン 2016

小平智が62をマーク

初日は91位で出た選手が3日目はインスタートの“裏街道”から、一気にV戦線にのし上がってきた。
「ショットが良すぎて、今日はほとんどバーディチャンス」と、前半は13番から怒濤の4連続も奪った。
「ピンチも、アプローチをする機会も今日はほとんどなかった」と、絶好調の5位タイ浮上だ。

現在、部門別ランキングのトータルドライビングで1位を走るなど、飛んで曲がらないドライバーには定評がある。
本人にも「ドライバーのほうが気持ちいいし、打ちたい」と、なまじ自信があるだけに、「昨年までは気分で握ることも多かった」。

ひらめきのティショットはしかし、「予選落ちも多いし、それで必ずバーディが獲れるわけでもない。ちゃんとマネジメントをやって、ちゃんとスコアを作って行こう」と今年は、頭を使ってゴルフをするようになった。
スプーンで刻むところは刻んでいく。
この日も16番ホールや1番ホールで確実にフェアウェイに置いて、16番ではピンそば50センチのバーディも獲った。

ここ袖ケ浦は「木にセパレートされたコースは、目標物があって、打ちやすいから好き」と、相性の良いコースで最終日を前に優勝争いに加わってきた。
今シーズンも残り数のカウントダウンが始まるこの時期は、スタミナ切れを訴える選手たちもいる中でも、体重70キロ台をキープしたまま。持病の首痛解消のために、今季はなお力を入れたトレーニングのおかげで「これから後半戦も、戦う準備がある」と、3打差から追う最終日も、表情に自信がみなぎる。

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