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2020年度のトーナメント日程を発表(12月24日)
来年度のレギュラーツアーは、今年度の2019年から2増2減の計25試合。
7月に、国内ツアー初のプロアマ形式競技として注目が集まる「ゴルフパートナーPROーAMトーナメント(7月8日ー12日、茨城県・取手国際ゴルフ倶楽部)」と、10月に「THE TOP(ザ・トップ、10月29日ー11月1日、コース未定)」の新たな2トーナメントが加わる。
また、今季10月第1週に行われた「東海クラシック」は来季、共催社として新たに興和株式会社を迎えて「バンテリン東海クラシック(10月1日ー10月4日、愛知県・三好カントリー倶楽部 西コース)」として開催する。
なお2減大会のうち、2013年から7年続いた「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP(平和PGM選手権)」が今年で閉幕。
さらに今年、日本初開催の米ツアーとして注目を集めた「ZOZOチャンピオンシップ」が来季、日本ツアーの賞金ランキングに加算されないことによる(※米と日本ツアーとの共催、日本ツアーからの出場人数は昨年の13人と変わらず)。
これにより、来季の賞金総額は32億6060万円となる。
※2020年度のレギュラーツアーのトーナメント日程
そしてチャレンジトーナメントの「AbemaTVツアー」は12試合の開催を予定。
「大山どりカップ(6月25日ー27日、鳥取県・グリーンパーク大山ゴルフ倶楽部)」の賞金総額が1600万円から1800万円に増額される分を加えて1億8300万円となる。
※2020年度のAbemaTVツアーのトーナメント日程
JGTO会長就任時の2016年時に、青木功がまず旗印として掲げたのは「人を育む。」
2年目の17年は「共に歩む。」
18年は「発展に努める。」
そして、19年が「世代へ繋ぐ。」
年ごとに指針を明確に、一丸となってツアーの活性化につとめてきた。
今年は今平周吾の史上5人目となる連続賞金王や、石川遼の最多勝利など歴史や伝説は、確実に次代に受け継がれており、来季はいよいよ2020年。
五輪イヤーに向けて、この日の日程発表と合わせて青木は「感動、感喜、感謝。」の”3感”を、新たなスローガンとして発表した。
選手の技術やレベルの向上とともに、見ごたえのある試合展開も増えてテレビの視聴率や、ギャラリー数などデータをみれば、年々上昇傾向にあることには手応えを感じながらも「ここ数年の女子ツアーの活況をみて、どうしても男子は地味だとか、人気がいまひとつという意見も多く聞く。真摯に受け止めなければならない」。
そのうえで、「選手たちには改めて、もっとプロ意識をもって欲しいとあえて言いたい」と、青木。
そんな強い願いをその3つの言葉にこめたという。
「いよいよオリンピックが日本の地で開催されます。ゴルフ競技においても、世界のトッププレーヤーに立ち向かう選手の活躍もきっとファンに感動を与えてくれると思う。来年こそ、ゴルフファンの方々が感動するシーンと、心から喜ばれる立ち振る舞いと、感謝を忘れない姿勢…。もう一度、プロ意識の原点に戻る1年であって欲しいという想いを込めてのスローガン。『感動、感喜、感謝』をきっちりと示してくれればきっと、男子ツアーの活性化につながると信じています」と、熱く訴えかけた。