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日本オープンゴルフ選手権競技 2019
3Rが終了、塩見好輝が単独首位キープ。ゴルファー日本一決定戦はいよいよ最後の18ホールへ
難しい17番のパー3で、手前のグリーンに置いた2打目はライが悪くて寄せきれず、長いパーパットは逃したが、首位と4打差つける通算3アンダーで、単独首位は守った。
第3ラウンド終了後に再び中継局のNHKで受けた単独リーダーのインタビューは、しかし前日の第2ラウンド終了後のようにはいかなかった。
マイクを差し向けられた端正な顔はこわばり「緊張…しますよ、やっぱ」。
第3ラウンドの8ホールを共に回った高校の2つ後輩の今平周吾は、14、15番のボギー、ダボで通算2オーバーまで落ちた。
ついに唯一の通算アンダーパーで、自身初の単独首位から、成績順の組み換えはなしに、再び今平との最終組で、いよいよ最終ラウンドを出ることになった。
今大会は、最終予選会からの出場。ツアーは初優勝どころか、シード権も15年に落としたまま。
まだ無印の選手が、日本タイトルでの初優勝を狙う。
プレッシャーを隠せないリーダーを支えるのは東北福祉大の同級生で、プロゴルファーの佐藤和紀。
ゴルフ部時代の塩見は「優しいキャプテン」だったそうだが、そんな中でも佐藤は塩見にとって、本音で話せる間柄だった。
「お互いに性格もわかっているし、嫌なことがあっても僕には気を遣わずに言えると思う。その辺では少しは塩見のサポートでいられるかな」と、佐藤。
勝負はいよいよ残り18ホール。
塩見は「平常心でやれるように、自分の精一杯を発揮できるように頑張る」。
親友と2人、足並みそろえて日本一を目指して歩く。