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リッキーの目標はZOZO!!

自他ともに認める天然素材。時々とてつもないボケをかまして、周囲を笑わせてくれる。それだけに「ジャパンゴルフフェア」のスリクソンブースで行われたトークショーでも大奮闘。
「面白いことを言って、盛り上げたい」。
なおかつとんでもない失言がないように…。
「こういうのはなかなか慣れなくて…」と恐縮しながら、それでもいつもニコニコ笑顔のぶっちゃけトークで、大いに会場を盛り上げた。

このオフは練習や、トレーニングに力を入れたのはもちろん、何より心掛けたことが、「インフルエンザにならないこと」。
186センチとひょろりと長身でも、幼少期は体が弱くて、「年に10回は風邪をひいていた」。
プロがそれではいけないと、たっぷり果実と野菜のスムージーや、乳酸菌を摂取。腸に善玉菌を増やして、一昨年の風邪ひきは3回。昨年は2回にとどめることに成功した。
「今年は0回で」と、病気知らずの1年を目指す。

健康体を手に入れたら、今年も積極的に海外での活躍を目指す。
最終予選を突破して、初のメジャー舞台を踏んだ昨年の全米オープン。
練習場で偶然、ウッズの前の打席で打つチャンスに恵まれ興奮した貴重な思い出。
「ギャラリーになってしまった」。
2ショット写真を撮ってもらって大はしゃぎした。

同時に、痛感した世界との落差。
「自分はまだまだ」と帰国後の練習にも熱が入った。
「去年はキャディさんと話して“メジャー出場”と“初優勝”を目標にした。目標は、たてれば必ず実現するんだ、と」。涙の初Vを飾った9月のフジサンケイクラシックで実感することができた。

だから今年も、ぬかりない。
早々に掲げたのは「ZOZOに出場すること」。
米ツアー初の日本上陸が話題の「ZOZOチャンピオンシップ」は、日本勢には狭き門だが「早めに2勝目を挙げれば実現できる」。
同選手権でまた、ウッズと再会できるだろうか。
「会いたいですねえ…」。
その瞬間を想像して、22歳の目じりが下がった。

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