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ダンロップフェニックストーナメント 2019
池田勇太が狙う、大会2度目の恩返し
台風27号の影響で、降りやまぬ雨。海沿いの砂地に密集した粘りのあるラフは、たっぷり水分を含んで距離も稼げない。
「10ヤードは前後した」。
難条件で「なんとかアンダーパーで、まとめられてよかった」。
タフなコンディションでも、9月にコースで転倒して負傷した足も、もう支障なく踏ん張れる。
「調子もよくて、自分も気合入ってやって来て、この位置というのは自分が理想としているところ」。
2日目の首位獲りに、再びの恩返しへと気持ちが逸る。
今はクラブ契約を、フリーで戦う池田だが「ドライバーとスプーンは、ずっとスリクソン」。
前回の大会優勝時もそうだった。
所属選手ではないのにいつも、手厚いサポートで支えてくれるクラフトマンの方々。
「日ごろ、世話になっている気持ちもあるし、いろんな意味で、この大会に思うところはある」。
96年には、尊敬するジャンボ尾崎が、大会唯一の3連覇を達成。
前回優勝の翌11年には、ジャンボの偉業に並ぶためにもまずは連覇と、気合が入った。
再び記録に挑むためにも、大会2勝でまた、スタートラインに立ちたい。
「終盤、残り3試合となったし、ずっとここのところ、思うような成績を残していない」。
今年6月のミズノオープンの1勝ぽっきりで、19年シーズンも終わらせたくない。