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2000、2001年大会連覇、深堀圭一郎

ドラマは、やはり18番ホールだった。2001年大会最終日。2ヶ月前から顔をのぞかせていたパットのイップス症状で、一時は、ジャンボと3打差まで後退していた深堀は、ハーフターンでスコアボードに“尾崎将司”の名前を見つけるや、「今年も、去年みたいにやっつけよう―」。持ち前の闘争魂に、火がついて猛追を開始。
前年の2000年大会でも、3打のリードをつけられながら、タイで迎えた18番で第2打をピンそば20センチに つけて逆転Vをもぎとった。翌年2001年もそれを再現するかのようなゴルフ。17番からの怒涛の3連続バーディで追いつき、プレーオフ。その1ホール目の18番で、ピン1メートルのバーディで、またもジャンボを退け大会連覇。劇的な展開に「こんなの、自分でも信じられない・・・」と涙ぐんだチャンピオンだった。

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