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カート派?セルフバッグ派? 新様式の練習ラウンドがスタート(8日)
来場した選手たちは、まずクラブハウス正面一か所に設けられた検温ゲートから入場。体温チェックを受けた後、問診表に体調を記入し署名。
出場手続きを済ませて、コース滞在中はウェアなどへの貼り付けを義務付けられた検温済みのワッペンを受けとると、電動歩行型アシストカートを希望する選手たちは、真っ先にマスター室へ。
初めての選手はレクチャーを受けて、ぎこちないながらコースに出ていった。
選手会長の時松隆光や、もともと愛用派の池田勇太や2年連続賞金王の今平周吾ら、84選手が電動歩行型アシストカートをチョイス。
一方で宮本勝昌や、石川遼らがセルフバッグを担いで歩くプレーを選択した。
47歳の宮本は、周囲の驚きを背に「全然、軽いですよ!」と若々しい。
石川は、当初からセルフバッグの心づもりでやってきたのはいいが、この日は雨交じりの強風。
小鯛竜也や、星野陸也、今野大喜と出た練習ラウンド中に、グリーン近くに立てかけていたセルフバッグが風にあおられ派手に転倒する場面も。
一瞬、悲しい顔で茫然と立ちすくみながら「スタンドをしっかり立てても倒れる風って…」と、ボヤいて仲間の笑顔を誘うなど、和気藹々とした雰囲気だった。
次のホールではバッグを寝かせて置くなど気を使いつつ、電動カート組に混じって、一人セルフバッグで奮闘。
「体調次第ですが、明日の本戦からも担ぐ予定です」。
”遼スタイル”の新様式は、9日の開幕から完全生放送のネット中継で披露する予定だ。
※9日開幕の「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」は感染防止の観点から、ギャラリーの方々はもちろん、選手のご家族やコーチ、マネージャーの方々もご入場いただけません。ご了承ください。