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第1回ダイナスティカップ 組み合わせ発表
取り出されたのは、両キャプテンがここ数日間、頭を悩ませながら作成した、大会初日の組み合わせ表。
両ツアーのディレクターに選手名が読み上げられると、場内のあちこちから拍手や歓声が沸き起こった。
「私のチームはいろんな国の選手が集まってできていますから、そういう面でとても難しかったけれど、これ以上ないくらい素晴らしいペアリングが作れたと思うね」と謝が言えば、対する青木は、「うちはそれこそ、お年寄りといってもいいような(笑)ベテランから若者まで実力者が揃っていて、それが非常に良いバランスで組み合わされていると思う。ベストチームだよ」とニヤリ。
第1回ダイナスティカップ、初日14日はチームでひとつのボールを交互に打つフォアサム競技。打順は、両キャプテンのくじ引きの結果、アジアンチームの先攻と決まった。
本戦を控え、キャプテン青木とともに会見にのぞんだチーム最年長(飯合と同年)の中嶋常幸は、「アジアの選手がどんなゴルフをするのか分からないけど、わが日本チームは、どんなに強い選手と当たってもひるまないし、あなどらない。どこで誰と戦う場合にもただベストを尽くすだけ。あとの勝った負けたは時の運だから」。
きっぱりと言い切って、キャプテンとうなずきあった。