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アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 2021

驚異の330ヤード。河本結さんの弟・力さんが1差3位に

お姉さんは、大人気の結さんです©JGTOimages
8人並びの3位タイにも、アマの名前が光る。
日体大3年の河本力(かわもと・りき)さん。
言わずと知れた、結(ゆい)さんの弟!
午後からコースに出た初日は、やる気の出る材料で盛りだくさんだった。

同組で回った石坂友宏(いしざか・ともひろ)はすでにプロだが、まだ同学年の大学生。

もうひとりの比嘉一貴(ひが・かずき)もジュニア期から「可愛がってもらっている」と言い、「年齢も近いし。とても回りやすかった」と、メンバーに恵まれたのがまず一点。

加えて、スタート前のリーダーボードにひとつ下の後輩が。
初日の午前組で単独首位につけた杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)さんとは、月曜日の練習ラウンドで一緒に回った。
「その時、悠太が『簡単だな〜』って言っていて。凄いな、と」。

後輩の攻略に感嘆するふりをして、自身も初日の好スタートを果たした。
「フェアウェイは狭いけれども、ラフは長くない。練習ラウンドで調べて。打っていいところ、だめなところを考えました。成長したと思う」。

緻密なマネジメント共に、高校時代に30キロ増量したパワーを駆使して計測ホールの11番では330ydを記録。
この日の飛距離1位で、楽々バーディを奪ってみせた

「1日3アンダーを目標にやる、と決めて。それが達成できれば12アンダーで優勝。できるのではないか、というのはある」。
初日のノルマクリアで、さっそく思いが高まる。

今年から、松山英樹が習い始めた目澤コーチに、3年前から学ぶご縁で、「ハラハラしましたし、感動しました」と、メジャー制覇もより身近に、今大会の勝者の特典「全英オープン」の出場資格にもちょっぴり色気。

「優勝は難しいとは思いますが、練習はしてきたつもりですので自分ができることを1日、1日やれたらいい」。

ツアーと連動して行われる石川遼主宰のジュニア大会で、今月6日にここ相模原ゴルフクラブで優勝。「遼さんが試合を想定して決めてくれた難しいピン位置で勝てたのも自信。いい流れで来られた」などと、淀みのないコメントの中身に、何人のスタープロの名前が出たか。
優勝にもっとも近い、アマの一人が存在感を示した。

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