注目の河本力は最終ホールで60センチのパーパットを外してしまい意気消沈でホールアウトしてきた。首位とは6打差の22位タイで初日のプレーを終えている。サードQT後にプロ転向を宣言し、今週はプロとして初めての戦いに挑んでいる。
「とりあえず最終ホールで60センチくらいのパーパットを外してしまったので…。イライラしすぎて気持ちを抑え切れないです。気持ちを切り替えられればいいなと思うんですが、後半だけで4ボギーを打っちゃっているので。ショットはそんなに悪くはないんですけど、流れが悪くてその流れを断ち切れずに。そういう意味でも明日に繋げるためにも最終ホールくらいはパーで上がらなきゃいけないのに、1番やっちゃいけないことをしてしまいました」。
1ストロークをどれだけ大事にしているかがヒシヒシと伝わってくるほど、自分にイラついていた様子の河本だが、むしろそこにプロ向きだなと感じた。
この悪い流れを気持ちを切り替えて、いかにいい流れに持っていけるかがプロとして必要なことだ。
なお、もう一人の注目選手の米澤蓮さんは1オーバーで38位スタートとなっている。
「前半はまあまあ良かったんですけど、林に入らないように刻んでいるにも関わらず、いいところから打てていないという感じで1日目が終わってしまいましたね。1回流れが悪くなると立て続けにボギーがきたり、すごいフラストレーションが溜まる展開でしたが、まだ初日なので。もっと打っていてもおかしくないゴルフだったので、そういう意味でゴルフは明日につながる内容だったと思います」。
いい流れをいかに作り出すか。それを容易にさせてくれないのがトム・ワトソンゴルフコースが持つ難しさだが、2人の若者はどのようにして自分にいい流れを引き込むのか注目したい。