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石川遼 everyone PROJECT Challenge Golf Tournament 2019

賞金王レースの行方を左右する2人が同組でラウンド!

AbemaTVツアー 2019第14戦「石川遼 everyone PROJECT Challenge 2019」(賞金総額1500万円・優勝賞金270万円)が、栃木県のロイヤルメドウゴルフ倶楽部(〒321-3301 栃木県芳賀郡芳賀町給部268-6)を舞台に明日開幕する。いよいよ今年のAbemaTVツアーも残り2戦となり白熱した戦いが予想される。

大会1日目、現在賞金ランキングで2位の杉本エリックと今季2勝を挙げ賞金ランキング3位につけているT・ペクが同組でラウンドする。この2人は高校の先輩と後輩の間柄で、プロの試合で一緒に回るのは今回が初めてとのこと。

「特に意識はしていないです。淡々と自分のプレーをするだけです」と話す杉本。今季は「大山どりカップ」で悲願の日本ツアー初優勝を飾っているが、昨年の今頃はまるで別人のような精神状態だったと振り返る。
「正直、無駄な1年を過ごしたと思っていますよ。いろんな意味で覚悟がなかった。それがあれば結果は変わっていたのかもしれません」。日本ツアーの実質初年度となった2018年は、米国との練習環境やコースの違いに戸惑い、上手くプレーできないことにフラストレーションが溜まることも多々あったと言う。日本でプレーしたくないとさえ考えていたのだ。

そんな杉本を変えさせたのが、同級生であり今やPGAツアーのトップ選手としての地位を確立したザンダー・シャウフィレだ。ジュニア時代からお互いに切磋琢磨してきたシャウフィレの「人は関係ない。自分次第だ」と言う言葉は、杉本にゴルフをする上で忘れていたことを思い出させてくれた。
何かを人のせいにするのではなく、自分自身の覚悟が足りないから言い訳をしたくなる。とにかく自分のやることをやり切るだけ。そう考えるようになり、杉本はゴルフに集中できるようになり、さらに楽しめるようにもなった。賞金王を狙える位置だが、それさえも考えずに明日からの大会に挑むと話す杉本。まずは明日の大会1日目のプレーに注目しよう。

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