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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2019
20回目のカップ切りセレモニーを実施。宍戸から、世界へ飛び出せ、未来夢!
日本ゴルフツアー機構(JGTO)が発足した翌年の2000年からスタートした本大会。03年に、ここ宍戸ヒルズカントリークラブに会場を移してからは、特に特別協賛の森ビル株式会社と我々JGTOが一体となり、よりよい大会、コースを目指して共に歩み続けてきた。
JGTO会長の青木功は長年の感謝のこめて、コースの多田野敬・代表取締役社長と共に、力を合わせて今年の最終日のピン位置に、カップを開けた。
「本当にコース、関係者のみなさんのご尽力があったからこそ、この日を迎えられた。心から感謝したい」と、青木はしみじみ。
あとから、コースの監修をつとめるツアー通算48勝のレジェンド、中嶋常幸も記念撮影に加わり盛り上がった。
奥行29ヤードのグリーンに対して手前から13ヤード、左から5ヤードは、昨年とほぼ同じところにカップが切られた。
これについて青木は、「昨年と同じだから易しい、と思う選手もいるかもしれませんが、これには長くやってきた者にしかわからない難しさがある。マスターズの16番や18番も毎年同じ位置に切られると思いますが、昨年と同じだからこそ、今年もまたここに打たなければいけないと選手に抱かせて、果たしてそこに打てるかどうか。昨年と同じだからこその難しさがある」。
世界のアオキがコースのみなさんや競技委員、コースセッティングアドバイザーの田島創志らと話し合いを重ねて仕掛けた挑戦状。
JGTOが森ビルと、思いをこめて施したセッティングをみごと制したのは、26歳の未来夢。4打差つける完全優勝は、大会史上9人目の初V者。
10日月曜日に、全米オープンで初出場を果たすためアメリカに向け旅立った。
ジュニアのころから宍戸で腕を磨いてきた。
未来夢よ、ここから世界にはばたけ!