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関西オープンゴルフ選手権競技 2021

「リョウって…呼びやすいけど、呼びにくい」石川遼の葛藤

今週は押しプロを連れてきました
今週は、推しプロを連れてきた。
石川遼がキャディに起用したのは、昨季デビューしたばかりの新人、勝俣陵(かつまたりょう)。

まだツアーの出場資格を持たず、今週の本大会は事前の予選会から挑戦。”マッチング”で1打差の落選をし、自身3試合目の出場とはならなかったが、石川とは昨10月の日本オープン最終日に、2サムで回って「レベルの高いゴルフをする。凄く良いものを持っている。本当に良い選手なんです」。

同じ埼玉出身ということもあり、親近感も増した。
オフも一緒に練習した。
「今週は、試合には出られなかったですけど、彼には良い機会になる。僕から誘った」と”実地研修”に連れてきたのはいいけど、ちょっぴり悩ましいのは名前のこと。

漢字は違うが、名前が同じ。
「リョウ(陵)って…人のことを呼ぶのは初めて。向こうはリョウ(遼)さんって、呼んでます。リョウって…、呼びやすい名前ですけど、僕には呼びにくいです(苦笑)」。
ラウンド中に、こんがらからなければいいけれど。

妹の葉子さんをキャディに選んだ先週の2021開幕戦「東建ホームメイトカップ」は予選落ち。
挽回を期す今週は、大会がレギュラーツアーとして復活する前年の2008年に、プロ初勝利を飾った思い入れのある試合だ。

昨年が延期となり、2年ぶりの開催コースは兵庫県の有馬ロイヤルゴルフクラブ。
「さすが関西オープンという感じで、グリーンも速いし締まっている。フォローだとフェアウェイから打っても大きく跳ねたりするけど、ちゃんと止まるボールを打つと止まってくれる。最高の状態に仕上がっていて、やっていて楽しい」と、攻略しがいもある。

葉子さんはいないけど、日体大3年の弟・航(わたる)さんが2週連続でプロの試合に挑戦。
今週は、兄弟競演に加えてWリョウで見せ場を作る。

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