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過酷な1日を乗り切った矢野東が単独首位で最終日へ【第3R】
そんな中で底力を発揮したのは矢野東だ。前半は思うようなショットが打てなかったと話すが、それでも気持ちを落とすことなく盛り返した。
「本当に前半はショットがめちゃくちゃでした。あのままだったら80を打っていてもおかしくない感じでした。まあ、前半はとにかく良いパットが決まってくれました。そこに救われました。途中からはある意味で開き直ってやったら、後半はショットがかなり良くなりましたね。今日を乗り切ったのは大きいですよ。明日の最終日は普通に気楽にやりたいですね」。
今の矢野には焦りや気負いといったものを一切感じない。今日のようなコンディションに対しても口では文句を言いながらも、それらを受け入れてゴルフをしているように感じる。いろんな意味での柔軟性の高さがこのスコアを生み出しているのかもしれない。ここまできたらなんとしてでもツアーへの切符を手に入れたいところだ。
我慢を貫いた矢野とはある意味で対照的にど派手なゴルフを見せたのは単独首位でスタートした亀代順哉だ。この難コンディションの中でなんと2イーグルを奪取。4つのボギーを叩き2オーバー74とスコアは2つ落としたものの、いいポジションで明日の最終日を迎える。
「今日はゴルフって言えるのかどうか。ラッキーもかなりありましたね。あんなにロングでとれなかったのに、いきなり2イーグルが来たり、よくわからない1日でした。とはいえ、トップと1打差で明日の最終日を迎えられるので、あとはやるだけ。当初の目標だったトップを目指して頑張りたいと思います」。