大好きな芥屋（けや）での”2勝目”に王手をかけた。
ジンバブエのスコット・ビンセントが5バーディ、2ボギーの「69」。通算13アンダーまで伸ばして単独首位で、最終日を迎える。

「風もありましたし、後半はいつも苦戦します」と、11番から連続ボギーを叩いて一度は並ばれかけた。

「でも、最後は良い位置まで戻って来られてよかった」と2位との1差を守って上がれた。

ここ芥屋ゴルフ倶楽部で行われているAbemaTVツアー「LANDIC CHALLENGE 7」で19年に優勝した時も、バッグを担いでくれたのは妻のケルシーさんだった。

今週も、仲良く足並みを合わせる。
「僕にとって世界一の妻であり、世界一のキャディさん。次の1打に備えて万全の態勢に整えて、常に僕がポジティブでいられるようにしてくれる」と、1打1打に感謝を込める。

「明日、どんな結果になっても、それもまた2人の良い思い出になると思うし、次への糧になると思います」と、謙虚にいったが、福岡でのVメシは、すでに焼肉と決めているそうだ。
「楽しみ♪」。
サングラスの奥で目じりが下がった。

• Ｓ・ビンセント