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日本プロゴルフ選手権大会 2021

シニアからレギュラー選手へのギフト。5サムのプロアマ戦

げんちゃんも感嘆。芹澤プロ(右)のお喋りは一級品です!
6月第1週の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」は、我々JGTO(一般社団法人日本ゴルフツアー機構)主催の日本タイトル戦だったが、今週の「日本プロ」はPGA(公益社団法人日本プロゴルフ協会)が主催。

JGTOが、男子ゴルフのレギュラーツアーを主管するのに対してPGAは通常、50歳以上の男子プロで戦うシニアツアーを管轄するが、本大会は唯一、PGAが開催するレギュラートーナメントであり、出場資格や大会フォーマットもPGA独自の形で行われる。

開幕前日の水曜日に行われるプロアマ戦も独特だ。

JGTOではプロ1人に対して、ゲスト3人で回るのが通例だが、今回はゲスト3人に対して、シニアとレギュラープロが1人ずつ。
なんと”5サム”の大所帯でワイワイ回る。

ゲストに思い存分楽しんでいただくための趣向と、もうひとつは主催者からレギュラー選手たちへの”ギフト”。

シニア勢は今大会に出場できない選手がほとんどだが、わざわざこの日のためだけに駆け付けてくれたのは、今後に役立つおもてなしの極意を若手に伝授するため。

経験で培われたのはいぶし銀の技だけではない。
「シニアのみなさんは、ご接待もやはりさすが」と、うなったのは選手会長の時松隆光(ときまつ・りゅうこう)。

この日は、芹澤信雄とペアを組んだが「とにかく、教え方が上手いんです。僕が教えると、チョロさせたりしてしまうところを、芹澤さんはそれが一切なかった。的確に指導なさっていてすごい」と、感心しきりだ。

昨年の就任から人前で話す機会が格段に増えた時松には、芹澤のお喋りも大いに参考になる。
「上手に盛り上げられていて、本当に勉強になりました」。
「いやいや〜、我々も若返っていいよ」と、芹澤。
「ゲンちゃんも頑張って教えていたし、男子ゴルフは大丈夫だね」とお褒めの言葉ももらって、今後の会長職にも自信のつく有意義な1日だった。

また、この日は青木功もJGTO会長ながら、PGAの”シニア枠”で参戦。
選手会理事の市原弘大と組んで、ゲストをもてなした。

青木とプロアマ戦を回るのは、アジア共催の大会に続いて2度目という市原も、「青木さんのレッスンは、アマチュアの方にも分かりやすくて的確で、盛り上げるのも本当に上手」と、感嘆。

「そばで聞いていて、ゴルフを難しく考えがちな僕にも学ぶことがありました。もうちょっと、シンプルにやったほうがいいんじゃない、って…。凄く参考になりました」。
翌日からの本戦にも大いに役立つ18ホールになった。
  • 世界のアオキはマジック技も必見です

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