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カシオワールドオープン 2003

ツアー2勝目をねらう田島創志は前日2日目のペナルティに・・・

自分を見つめなおすに十分の厄落とし」
ツアー2勝目をねらう田島創志は前日2日目のペナルティに・・・

前日2日目のことだ。638ヤードの5番パー5でバンカーに打ち込んだ第2打。「自分にプリプリ怒りながら打ったら、土手に当たって脱出失敗」やけになり、スプーンに握りなおした続く第3打も木に当てた。憤然としながら第4打地点にたどりつき、ラフの中のボールを捜索していた田島の足に嫌な感触があった。

『コンッ・・・』。

どこらあたりに球が落ちたかを確認できないまま、やみくもに歩を進めたばかりに、自分のボールを蹴飛ばしてしまったのだ。

ペナルティを食らって、結局このホールはダブルボギー。初日の2位から7位に後退。

「あれで目が覚めました。怒りながらプレーするのはよくないって我に返ることができた。自分を見つめなおすのに、十分の厄落としでした」と田島。

この日3日目はこの反省を生かして終始、冷静なゲーム運びで再び2位浮上。5打差ついてしまったが、最終日は当然、首位の今井を追いかけていく。8月の久光製薬KBC オーガスタにつづくツアー2勝目をねらっていくつもりだ。伊沢、片山の賞金王争いも、「めいっぱい、邪魔をしてやる!」と、意気盛ん。

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