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東建ホームメイトカップ 2022
初メンバーの24歳・岡田絃希。後輩の活躍に「父親の気持ち」で発奮
千葉県・浦安生まれの24歳、岡田絃希(おかだ・げんき)は中学2年で岡山県へ。
ゴルフを磨いた地元の作陽高校には先輩に、飛ばし屋の幡地隆寛(はたぢ・たかひろ)や、ひとつ後輩に女子プロの渋野日向子(しぶの・ひなこ)さん、また、5つも下だが昨季のABEMAツアー賞金王の久常涼(ひさつね・りょう)がいる。
「久常とは年代が違うので、学年がかぶることはなかったですが、彼が小さい頃から一緒に練習していた」といい、昨年の久常の破竹の活躍も、「親の気持ちじゃないですけど、感慨深いものがありました」と若くして、父親目線で喜んだ。
19歳の”息子”を励みに、昨季は自身もレギュラーツアーで2試合、ABEMAツアーで5試合と、限られた試合数ではあったがすべて予選を通過。
12月のファイナルQTでは7位で2022年前半期の資格を取ると、今年1月の初戦「SMBCシンガポールオープン」ではさっそく23位と奮闘しており、今月末から始まる国内戦の本格シーズンインが楽しみだ。
作陽高校2年時に、お父さんの仕事の都合でマレーシアに移住。
現地の大学に進学し、2016年からプロ活動をスタートさせた。
学業と両立しながらフィリピンツアーやアジアンツアーの下部ツアーを転戦していたが、2020年にコロナ禍で一時帰国したあとマレーシアへの再入国が困難となり、そのまま日本で活動の場を広げることに。
現在は、今夏の大学卒業を目指してオンラインで学びながら、再び岡山県に戻って活動しているが、将来の目標はあくまでも「世界で活躍できるプロゴルファー」。
今季序盤は久常がアジアンツアーを回っており、今年も”息子”に負けられない。
岡田もゲンキに初優勝を目指す。
