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~全英への道~ミズノオープン 2022

聖地でおもてなし計画。小林伸太郎の恩義

初の聖地、初のメジャーへ。実現したら、大所帯の英国遠征となりそうだ。

プロ13年目、35歳の小林伸太郎が「68」。
前日の22位タイから片山、ケネディ、大岩ら4人タイの通算8アンダー、2位に急浮上して、「今日は120%満足です」。


3日目も乾いた強風が吹き荒れたが、「バーディが5つで、ボギーは1つ。耐えなきゃいけないところですべて耐えられた」と、安堵したのは特に、ひたすら向かい風に向かって歩く後半だ。


608ヤードもある11番パー5は第1打が「右すっぽ抜け」。7Wで出しても第3打が180ヤードも残ったが、寄せて2パットでしのげた。

232ヤードと距離のある14番パー3では、風の押し戻しでティショットが20ヤードもショート。
1.5メートルのパーパットを残して「どうしよう…。精神的に追い込まれていました」という。




リーダーボードを見る余裕もなかった。
「耐えて耐えて、ハーハー言って」。
気が付くと、首位とは4打差に縮まっていた。

「日々の練習、積み重ねに支えられた」と、日ごろの自分を思わず褒めた。

「上位4人を視野に入れて、欲を言えば全英へ」。
悲願の初優勝と、初のメジャー切符が目前にある。


今年、新たにメインスポンサーとなった「栃木ミサワホーム」をはじめ、現在14社と契約を結ぶ。

「今まででもっとも多い」とキャップやポロシャツ、キャディバッグに真新しいワッペンが無数に並ぶが、昨年まで10年もお世話になった焼き鳥チェーンの「焼き鳥まさや」にも「足を向けて眠れない」と、恩義も忘れず「みなさんに底上げしていただいて、ここにいます。もしセントアンドリュースに行けたら、みなさんとご一緒に行きたい」。
大所帯のスポンサーを聖地でいっぺんにおもてなしする。

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