3日目は、しかも2位と4差もつけた。
アンソニー・クウェイルが、日本ツアー初Vと初のメジャー切符に王手をかけた。
豪州出身。
コロナで来日できなかった2020年に、母国ツアーの「いすゞクイーンズランドオープン」で初Vを飾り、さらに今年1月に2勝目を達成した「クイーンズランドPGA選手権」では6打差を逃げ切った。
風のゴルフも慣れている。
「優勝に値するようなレベルの高いゴルフが、今の自分にはできている」とうなずき、「同じような状況を経験したばかりで、明日は自信をもってプレーができる」。
2017年にプロ転向したが、メジャーはまだ出たことがない。
最終日は日本ツアーの初勝利と、「全英オープン」の出場権がかかる。
「もちろん勝ちたいし、母国を代表してイギリスにも行きたい。プレッシャーはある。でも、我慢強く、楽観しすぎず、全力を尽くし、実現しなかったらまた次、頑張るだけ」と、大差の最終日も気負わない。