6点差の27得点で、首位の小林を追うプロ5年目の大岩龍一(おおいわ・りゅういち)もまた、悲願の初優勝がかかるが「1日6個のバーディと、4アンダーを目標に。下から伸ばしてくる選手もいると思いますがそういうのも気にせずに」。
最終日もマイペースを貫くのはもちろんだが、同じ最終組にはちょっぴり気になる選手が約1名。
この日、最多得点となる14ポイントを稼いで3位タイに急浮上してきた片岡尚之(かたおか・なおゆき)は、いつも一緒に練習ラウンドする仲間だが、試合で同組になるのはこれが初。
「凄くないですか?」と、目を剥いたのは片岡だ。
「いっつも練習で一緒に回っているのに今まで試合では一度もなくて、ついに初めて回れるのが最終日最終組って…」。
願ってもない直接対決。
「まあ…一緒に回ってあげますよ」と大岩が、冗談めかして挑発すれば、昨年に続く2勝目がかかる片岡も、「ちょいちょいっと負かしてやりますよ」と、応戦。
JGTO主催、選手会共催の新規試合でいまもっとも勢いがある若手世代のスリリングなポイント争いも見逃せない。