久常は、初出場の昨年に続いて、2年連続で主催者推薦を受けての参戦だ。
「今年も1番ホールで凄い緊張して…。硬い中でのスタートになったんですけど、その中でも前半は耐えるゴルフができました」と、1オーバーで折り返した後半最初の10番で初バーディ。
13番、14番では5メートルと3メートルのチャンスを沈めて連続バーディを奪った。
6アンダーで単独首位に立った同組の米ブレンダン・スティールとは、5打差のスタートとなったが、4オーバーの68位と大きく出遅れた昨年大会とは雲泥の差。
「今年はいいスタートが切れたのは、良かった」と、大雨に降られたタフな1日を乗り切った。
先週は、韓国ツアーの「ジェネシスチャンピオンシップ」に出場して13位の成績を持ち帰った。
「若いうちにいろいろな国で力を試したい」と、今年11月に行われる欧州ツアーのファイナルQスクールにエントリー済みだ。
先週までの賞金ランキングは15位で、同5位までに与えられる米二部ツアーのファイナルQスクールの出場資格には届かなかったが「この大会で、良い結果を出せばチャンスも出てくる」。
夢を叶えるルートはいくつもある。
「周りは凄い選手ばかりですが、また明日から自分らしいプレーを続けて頑張りたい」。
先月、20歳になったばかり。
日米開催で、若きリョウの名前も広める。