前日14日に最終日を迎えたABEMAツアー最終戦「ディライトワークス JGTO ファイナル」で今季2勝目を飾り、逆転の“賞金王”に就いた夜は神宮球場で、プロ野球セリーグのクライマックスシリーズ「ヤクルトVS阪神戦」を観戦してきた。
生まれも育ちも甲子園球場のすぐ近く。大の虎党だが6対3の「ぼろぼろ負け」。せっかく賞金王のテンションも、「寝る時には自分も負けた気分…」と、ダダ下がりしたそうだ。
「優勝したのに負けた気分…」と、気を取り直してきょうは朝からZOZO観戦。
仲良しの3つ先輩、小平智(こだいら・さとし)が用意してくれたチケットで入場し、まずはお目当ての飛ばし屋、キャメロン・チャンプを観察してから、小平の18ホールについて歩いた。
コロナ禍中に意気投合し、昨年3月には小平を追ってアメリカへ。
「ザ・ホンダクラシック」では小平のキャディバッグを担いで、そのまま米合宿にも参加させてもらった。
「集中の仕方や、オンオフの切り替え。小平さんは気持ちの持ち方が自分と全然違う」と、目からウロコの連続だった。
「ゴルフに対する姿勢は誰よりも凄い」と、2019年以来のシード権復活のヒントを得るにも、十分すぎるくらい充実した時間がキング獲りの糧となった。
今季は、このあと次々週の10月27日ー30日「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」と、地元兵庫県開催の11月3日ー6日「マイナビABCチャンピオンシップ」と同24日ー27日の「カシオワールドオープン」に出られる予定だ。
「そんなに簡単じゃないですよ」と、本人は苦笑をしたが、賞金ランキングによるシード復活の可能性も十分にある。
この日は、恩人の先輩が日米共催で戦う姿を改めて目前にし、「僕も来年はZOZOに出られるように頑張りたい」と、来季への思いを新たにしていた。