通算6アンダーの11位タイは、数いるホストプロの中でも最上位の決勝ラウンド進出だ。
嘉数が、ゴルフ場運営のパシフィックゴルフマネージメント株式会社(PGM)とスポンサー契約を結んでもらったのは大会が嘉数の地元、沖縄県で行われていた2019年から。
今季は、すでにABEMAツアーの賞金3位で来季前半期の出場資格を確保していながら、8月の「日本プロ(4位タイ)」と、先週の「日本オープン(6位タイ)」のわずか2戦で1509万円を稼いで、一気に賞金40位と飛躍。
3年ぶりの大会復活に合わせて、2018年以来となる賞金シードを取り戻して大会に戻ってこられた。
「下克上組です!」と、胸を張る。
開催コースのPGM石岡ゴルフクラブは特に、ABEMAツアーを主戦場にしたこの3年間、関東に遠征してきた際に空いた時間の練習場として活用させてもらってきた。
「本当にお世話になっていますし、いつもすごく気にかけていただいて、ここで頑張りたい気持ちで一杯です」と、恩返しという意味でも気合いが入る。
この先のレギュラーツアーは現状では予定がなく、次週の「マイナビABCチャンピオンシップ」は月曜日の予選会「マンデートーナメント」から勝ち上がるしかない。
「今週もトップ10なら来週の出場権も獲得できる。もちろん、初優勝も意識しながらぜひ優勝争いに食い込みたい」と虎視眈々。
毎日ネット生配信でお届けする「ABEMAツアー」の中継班につけてもらったあだ名は、「光倫=てるみち」の名前をもじって「テルミー」。
主催のPGMが誇るホストプロも頑張っテルミー。