寄贈式では、中学校に導入されるスクールセットの用具がカラフルに並べられ、用具を囲む形で仲田一彦市長と青木会長で記念撮影をパチリ。
続いて列席の記者の方から『クラブを持って構えているポーズをお願いします』とのリクエストに、両者ボールをティアップしてポーズをとるやいなや、青木会長が『エイっ』とチップショット!!
再度ポーズをお願いして写真を撮ろうとすると更に「バチン」ともう一発。
間髪入れずに3発打ったあと、『オレはゴルフが好きなんだよなぁ』とポツリ。80の歳を超え、体に染み込んだゴルフの魂が、クラブを握ることにより条件反射で蘇るその姿で、ゴルフ愛をたっぷり披露。
更に、『15才からゴルフを始めて~』と子どもの頃の思い出を懐かしそうに話すなど、和やかな寄贈式となった。
三木市には25のゴルフ場があり、ゴルフ場利用税をゴルフに還元する仕組みをいち早く導入し、市内でのゴルフイベントの誘致やジュニア育成に力を入れ、高校・中学ゴルフ選手権、いわゆる春高の開催なども行なっている。もともと「金物のまち」「酒米のまち」などセールスアイテムはあったが、ゴルフを全面に押し出しての活動を推進している。
三木市では、既に小学校13校全校がスナッグゴルフを導入しており、三木市スナッグゴルフ大会稲田三郎カップには多くの児童たちが挑戦し、予選を勝ち抜いて挑んだ三木市立広野小学校が先の全国大会で5位入賞と健闘している実績のある市でもある。
日本ゴルフツアー機構では、小学校へのスナッグゴルフの寄贈導入活動を長年推進してきたが、中学に進学するとゴルフ部がないため、その先の発展に課題を感じていた。今後は、この新しい取り組みにより、一歩前進したゴルフの発展を、三木市と日本ゴルフツアー機構で共に目指していく。
用具の導入を受けた仲田一彦市長は、『中学校での体育の授業や総合学習の時間で活用したい』と意気込みを話した。
今後、プロゴルファーが中学校に訪問し、ゴルフの技術のみならず、楽しさや魅力、そしてキャリア授業にも役立つ講話も交えてその魅力を伝えていく予定だ。