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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2022

カツオのたたきも賞味済み。岩﨑亜久竜は「勝ってJT!」悲願は高知で

今季は2位2回を含むトップ10が9回。
残り2戦で、賞金7位で好調を続ける岩﨑亜久竜(いわさき・あぐり)の心残りはやっぱり優勝。



次週は、ついに初出場の頂上決戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」だ。
その年の勝者で締める大舞台に、未勝利のままでは上がれない。


7バーディ、1ボギーの「66」で上がった初日後に受けたテレビ会見や、囲み取材で呪文のように繰り返す。

「今週、勝ってJT…」と、カメラに向かって唐突に言ってしまった気がして恥ずかしく、後でアナウンサーさんに「すみません…」と、詫びていた。


悲願を託して今週、タッグを組むのは百戦錬磨の杉澤伸章キャディだ。
丸山茂樹の米遠征を支え、それこそ2013年の「ゴルフ日本シリーズJTカップ」では、宮里優作の初優勝を担いだ名手である。

「今日はショットが良くて、杉澤さんのマネジメント通りにプレーができた。1日楽にゴルフができた」と、7番パー5で3打目をピン30センチにつけるなど、初コースの海風も攻略。

「行っちゃいけないところや、傾斜もすごくよく調べてくれていて、今日のスコアにつながりました」と、首位と2差の単独2位発進した。


あぐりの「り」は「里」ではなく竜馬の「竜」。
ここは、一字つながりの幕末ヒーローの地元。
「高知自体も初めて」と、月曜日に会場入りしてすぐ市内で名産「カツオのたたき」も賞味済み。
「美味しかった」と、すっかりひいきに。

竜馬も愛した海を見下ろす絶景コースで、「明日以降も杉澤さんの指示通りに打てるように。このあとも調整し、優勝目指して頑張ります」。
請負人にも願いを託して亜久竜が頂点をにらむ。

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