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サン・クロレラ クラシック 2002
「明日は、やはり、狙ってみたい」
やはり、まだ好調は続いていた。
予選ラウンドで出遅れたものの、この日3日目に8バーディノーボギーの大爆発。5打差、12位まで浮上して、しっかりと、3週連続優勝の射程圏。
「最初から、狙ってきましたから」
コメントにも、自信がみなぎる。
先週までの2試合は、新潟、石川で、酷暑の中のプレー。
今週、疲れはピークに達していたが、対策は、ぬかりなかった。
強風が名物の札幌ベイゴルフ倶楽部。
「疲れが足に来て、踏ん張りがきかない。風の中のプレーでそれでは、球が負けてしまう」と、今週、比較的、易しく打てるハーフキャビティのアイアンに、総チェンジした。
「力が出ないとき、なんとなく打っても、許容範囲に打てるし、何より、信頼のあるセットだから」
また、過ごしやすい気候も、助かっている。
会場入りした火曜日はへとへとだったが、北海道でゆったりと過ごすうちに、体力も回復。
過去、4打差の逆転優勝もあり、追う立場は、得意だ。
もし勝てば、これまで、ツアーでは、ジャンボ尾崎と、グラハム・マーシュ、謝敏男の3人しか達成していない、3週連続Vの快挙。
「なかなかできることじゃないと思うけど、明日は、それを目指してみたい」と、その気になっている。