新人の鈴木晃祐(すずき・こうすけ)が、5打差の8位タイから出て3番パー3(177ヤード)で、アマプロ通じて自身2度目のホールインワンを達成。
これを契機に大学同期の蟬川泰果(せみかわ・たいが)のV争いに再三、迫った。
強風下で最大2差まで迫り、3位タイに食い込んだ。
昨年のファイナルQT30位でメンバー資格を獲得してこれがプロ初戦。
直近10位以内の資格で次の「中日クラウンズ」の出場権利も獲得し、「上出来だったと思います」と、頷いた。
家族ゴルフを契機にゴルフをはじめ、西武台千葉高校2年の2017年に「日本ジュニア」で優勝。
東北福祉大4年の昨年「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」で2位タイにつけるなど、プロの試合でも活躍した。
初出場の2020年から3年連続で予選を突破した「日本オープン」でも、昨年3日目にホールインワンを達成。
大学同期の蟬川が、史上初のアマ2勝を達成したのもまた、その翌日だった。
「純粋におめでとう、という気持ちと悔しい気持ち。蟬川は、以前から実力のある選手でしたが、去年くらいから特に3~4メートルは絶対外さないというようなオーラを感じるようになった」と、話す。
「技術も、気持ちもまだまだ彼が上」。
今度は、蟬川のプロ初勝利を祝福しながら、「自分もいつか必ず追いつきたい」と、思いを新たにしていた。