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横浜ミナト Championship ~Fujiki Centennial~ 2023

初代覇者ならおのずと知れる。勝俣陵「この大会をきっかけに」

1日10アンダー出した清水と共に、こちらもまた、大会アンバサダーの後輩だ。
2日連続の「67」で、通算8アンダーの2位タイに上がってきた。
27歳の勝俣陵(かつまた・りょう)は、大学先輩ゆかりの新規大会でプロ7年目の初Vに賭ける。



4アンダーの5位タイから出た2日目は、前半4つのバーディで上昇すると、後半の8番パー4で、1Wをピン横3メートルに乗っけてイーグルを達成。


「昨日は、もう少し遠かったですけど、今日は本当に狙ったとおりに行って、狙い通りの感じで打てた」と、2日連続の1オン1パット。
一気に首位に迫った。


次の最後の9番は、ティショットを右にミス。ボールが木にかかり、ボギーのフィニッシュになったが「自分はベストを尽くしたつもりです」と、うつむかない。


地元の埼玉栄高校から日大を経て、2017年にプロ入りし、昨年シードの仲間入り。
今年はほぼ毎週、大学先輩の堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)と練習ラウンドを行い、マネジメントはばっちり。


こちらもまた大学先輩の中西直人に「まっすぐ打とうとしすぎて手と体が離れている」とパットの指摘を受けたのは先週。

それを踏まえて今週は、キャディを頼んだ親友の橋本竜摩さんと基本のパット練習を見直した。

30センチ先に、2本のティをギリギリボールが通れる幅に刺して、その間を通すドリルをひたすら続けて「まっすぐ打ち出せるようになったので、ライン負けしない。自信をもって打てるようになった」と、着々と準備が整いつつある。


本大会の立ち上げに尽力し、アンバサダーをつとめる大学先輩の丸山茂樹は以前、偶然入った飲食店で居合わせ挨拶する機会があったが「名前を覚えていただけたかは分かりません」と少々、心もとない。

第1回大会は、願ってもないチャンス。
「この大会をきっかけに、ぜひ知っていただければ…」。
初代覇者ならおのずと知れる。

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