日本勢としては、青木功(1983年パナソニック欧州オープン)と松山英樹(2016年WGCHSBCチャンピオンズ)に続く3人目。
最終日を4打差の5位タイから出て7バーディ、2ボギーの「66」を記録し、最後は2打差をつける通算14アンダーで逆転した。
岡山・作陽高校3年の2020年にプロ転向した久常は、ルーキー年の21年にABEMAツアーで3勝を飾り、当該資格で初となるレギュラーツアーの出場権をつかむと、出場わずか7試合で賞金ランク50位に。
初シードを獲得した。
欧州・DPワールドツアーは昨年、予選会から挑戦し、7位で資格を取るとすぐ転戦を始めて開幕戦「オーストラリアPGA選手権」で2位に入る片鱗を見せていた。
その後6度のトップ10入り。
出場25試合目のルーキーが、ポイントランキングで11位に浮上した。
優勝インタビューは英語で答えた。
「信じられません。勝てると思っていなかったのでとても嬉しいです」。
イーブンパーで折り返したバックナインで5バーディの猛チャージ。
「結果を畏れず、とにかくもっとバーディを獲ろうと攻めました。リーダーボードは見なかった。自分の順位は知らなかったが、集中し、タフな状況がたくさんあったが自信を持って常にフルスイングしていった」などと振り返り、「明日の飛行機で日本に帰ります。ビジネスクラスにしようかな? ・・・知らんけど!www」。
日本ツアーでは、まだ優勝がない。
先に世界舞台でリョウの名前を知らしめた。