「自分がやらなきゃいけないことをやってきてのこの順位。明日も変わらずのルーティンで行きたい」。
現状の今季自身の最終戦で、昨年の「フジサンケイクラシック」に続くツアー通算2勝目をにらむ。
今季は、同じ名古屋の同学年、桂川有人(かつらがわ・ゆうと)と、米二部「コーンフェリーツアー」を転戦。
9歳から単身の米留学で腕を磨いてきた大西にとってはいわばホームで、22試合に出て予選敗退が12回(棄権1)、最高位は7位タイ。
ポイントランキングは100位で、PGAツアーの昇格には至らず、昨年に続いて再挑戦した同ツアーの予選会も、途中棄権してしまった。
1年目で思うような結果は得られなかったが「今後の自分には必要な1年だった」。
来季は、今季以上に出場試合が限られるが、数少ないチャンスを求めて、正月返上でまた海を渡るつもりで準備を進めており、今は毎週のように、内藤雄士コーチが帯同し、スイングの立て直しに余念がない。
今季日本ツアーは、これがやっと6戦目。
賞金ランキングも122位に留まるが、土壇場で上位65人の賞金シードに飛び込めるかもしれない。
「初日から、そこは考えてなかったですけど、明日はよぎるかもしれない。まずは自分の目の前に集中してやりたいと思います」と、誓った。