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JGTO会長 青木功より新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
日ごろは一般社団法人日本ゴルフツアー機構の諸活動に多大なるご理解とご協力をいただき、心より厚く御礼を申し上げます。
昨年を振り返ってみますと、コロナという新型のウイルスが蔓延したことをきっかけとして、社会情勢も私たちの生活スタイルも大きく変わった1年となりました。
そのような中で、3月の開幕戦から12月の最終戦まで、ツアートーナメント26試合、ABEMAツアー12試合を開催することが出来ました。
このように1年を通してジャパンゴルフツアーを開催できましたことは、何よりも、大会を主催、ご支援いただきました主催者の皆さま方、協賛社の皆さま方の大変なご尽力と情熱の賜物であります。深く感謝申し上げます。
昨年は男子ゴルフ界にとっての大きな出来事がいくつかありました。
8月に開催されましたABEMAツアー『ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま』で、アマチュアで大学4年生の杉浦悠太選手がABEMAツアー史上8人目となるアマチュアとしての優勝を飾りました。杉浦選手はこの優勝で得た資格で出場した11月のツアートーナメント『ダンロップフェニックストーナメント』でもツアー史上7人目となるアマチュアでの優勝を飾り、実力で獲得したチャンスを自身でさらに大きなものにし、最高の形でプロ宣言をしてJGTOツアーメンバーの仲間入りを果たしました。
また、9月にはJGTOツアーメンバーの久常涼選手が、DPワールドツアー(ヨーロピアンツアー)の『カズー・フランスオープン』で優勝を飾りました。久常選手は年間のポイントランキングでも上位に入り、今年(2024年)のPGAツアーの出場資格を獲得しました。さらに、2023年のDPワールドツアーのルーキーオブザイヤーにも輝き、大きく成長した1年となりました。久常選手がJGTOのツアーメンバーとしてジャパンゴルフツアーから世界に羽ばたき、そして世界最高峰の舞台で戦う資格を得たことは、日本で戦うツアーメンバーもおおいに刺激を受けたに違いありません。
ここ数年、ジャパンゴルフツアーでは、若手選手、特に20歳台前半の選手の成長が著しく、今までに増して世代交代が進んでいます。
昨年は、ルーキーイヤーの中島啓太選手が賞金王に輝きましたが、特にシーズンの中盤以降、賞金ランキング2位の蟬川泰果選手や3位の金谷拓実選手らとの手に汗握る戦いを繰り広げました。そのような状況の中で、中堅、ベテラン選手の優勝もあり、大変見応えのあるシーズンとなりました。
私ども日本ゴルフツアー機構では、選手達の活躍やメッセージなどを伝えることで、ファンの皆さまにもっとジャパンゴルフツアーの魅力を知っていただきたい、選手の凄さや素晴らしさをもっと知っていただきたいとの思いから、SNSを活用して積極的に情報を発信しています。その中で、本当にたくさんのファンの皆さま方からの熱いメッセージをいただき、あらためて、選手達の活躍が社会を元気にし、様々な方の活力になっていることを実感することができました。
今年も今まで以上に情報発信をしていきますので、トーナメント会場での応援と合わせて、是非、JGTOのホームページやSNS等をご覧いただけると幸いです。
2024年のジャパンゴルフツアーは3月に開幕します。
たくさんのゴルフファンの皆さま方に選手達の迫力あるプレーを間近でご覧いただき、そしてファンの皆さま方の大きな声援が選手達に届き、それに選手達が躍動して最高のプレーで応えるという、トーナメントの醍醐味をそれぞれが感じることができる舞台を整えるべく、準備を進めています。
今年のジャパンゴルフツアーに更なるご期待をいただきまして、引き続きご支援、ご声援をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人日本ゴルフツアー機構
会 長 青木 功