優勝は、アメリカのグレイソン・マレーで韓国のアンビョン・フンとキーガン・ブラッドリーとのプレーオフを1ホール目のバーディで制した。
最終日を首位と3打差から出た蟬川。
「めちゃくちゃ緊張していた」という。
「スタートしてからは今の順位にいるってことよりも、風がどんどん強くなってきて、出だしのホールのティショットのうちづらさが凄くて、パットもきょうはピンが凄いシビアな位置に切られていたので、自分でラインつくちゃっているなという。パターのミスは、本当にもったいなかった」。
2番では3パット。
「あれは、お先をしたらダメでしたね」と、痛恨のダブルボギーも合わせて反省する。
しかし、ソニーグループ株式会社からJGTOに提供された推薦枠「ソニーオープン・チャレンジ」を受けて2年連続の出場を果たした今年は「そこまでミスを引きずらなかったと思う」と、昨年との違いも感じており、「ここまで来たので、もっと上の順位で終わりたかったですけど、去年の自分だったらずるずる崩していたと思うので。去年日本ツアーを1年間戦った分、少しは成長しているのかな」。
翌週はカリフォルニアに舞台を移して「アメリカンエキスプレス」と「ファーマースインシュランスオープン」で、引き続き2連戦。
「来週、再来週でまた同じ位置までもっていってリベンジしたいな、と思います」。
また久常は、昨季の欧州・DPワールドツアーのポイントランク17位でPGAツアーの資格を得てその初戦。
最終日は4バーディ、1ボギーと9番ではイーグル、6と14番ではダブルボギーもあり「出入りの激しいゴルフになってしまって。2つめのダブルボギーは自分のマネジメントミス。他はいいプレーができていたので、そこは悔やまれるところ。欲が出過ぎました」。
反省しきりではあったが、「バーディは多く獲れた。持ち味が出せた」と評価する部分もありこのあと、蟬川と共に挑む2連戦に向けても期待ができる滑り出しになった。
「このツアーほんとレベルが高いので。1打で順位が大きく変わりますし、取りこぼしは少なく、来週からアグレッシブに攻めていきたいと思います」と、挑み続ける。