本予選会は16日から5日間で行われ、第2ラウンド終了時に149位までが第3、第4ラウンドに進出し、さらに72ホール終了時点で68位タイまでの選手がこの日20日の最終ラウンドに臨んでいた。
また、日本勢は23人が挑戦。
うち15人が第3ラウンドに進むと、さらに7人が最終ラウンドに進出。その結果、生源寺のほか木下稜介(6位タイ)、鍋谷太一(21位タイ)、杉浦悠太(32位タイ)、池村寛世(35位タイ)の計5人が2024年シーズンの出場資格を得た。
なお、資格が発生するのは35位までで、池村と共に同順位に並んだ佐藤大平ら4人でプレーオフへ。4ホール目に池村が、チリのマティアス・ドミンゲスを破り権利を得た。
5日間共に好位置をキープし続け、日本勢トップの2位で通過した
生源寺は、昨年のABEMAツアー賞金王に輝くなど、急成長中の25歳。
山口県山陽小野田市出身で、10歳からゴルフを始め、岡山県の作陽高校では同級生に渋野日向子さん、また在学はかぶっていないが昨季欧州ツアー初制覇の久常涼は後輩で、昨年末も「上のステージに挑戦していく2人の姿勢を見習いたい」と、話していた。
この日の最終ラウンドは、4打差の5位タイから出て、一時は単独首位に躍り出るなど最後まで大健闘だった。
「まさか2位になるとは思ってもいませんでした」とアジアンツアーを通じてコメントした生源寺は「パッティングが良かったので、常に落ち着いて、リラックスしてプレーができた」と要因を話し、「今年は日本とアジアのシード権を獲りたい」と、目標を語った。
アジアンツアーの2024シーズンは2月15日ー18日の「マレーシアオープン」から開幕する。